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グレープフルーツデイドリーム眠るのが大好きなのに不眠症気味、だから夢と現実の区別が曖昧なの。 2009/12/10 笑う警官 大森南朋だよ!、ということで前売り券を買っていたのだった(他の映画との兼ね合いも
あり、レディースデイに行けるかどうかわからなかったから)。 特典としてもらった
『笑う警官パスケース』(やすーいニセ警察手帳的な)はどう使っていいのかわからないが、
インタビューの載った小冊子は役に立った。 逆の意味で。
か、角川春樹が脚本・監督なんて、知らなかったよ・・・。 やべぇ、だまされた!
ま、なんでも、クランクイン三週間前に急遽監督が交代になったそうな・・・それから
二週間で脚本を完成させたんだってよ。 角川映画全盛期みたいなことを今もやってるのか
この人たちは・・・愕然。 そしてそんなかなしい予感は、的中。
まさか、観客がこんなに笑える映画だとは・・・。 苦笑・爆笑・失笑・・・でした。 思わず声出して笑っちゃったよ。 なんかジャズのような映画を目指していたようですが、そのジャズの解釈、間違ってない? 原作は未読なんですが、これってどこまで原作通りなんだろうと興味を覚えてしまったよ (『警官の血』のドラマが『警察署長』の劣化コピーだったので原作者の本は読んだことが なかったのでした)。 ここまでいいキャスト揃えておきながらこれは・・・逆にすごいな~。 『キャバレー』(という角川映画が昔あった)をやけに思い出させる雰囲気だぜ。 いや、あたしもジャズよく知らないですけど、こういうものではないと思う・・・。 出てくる人たちはみな警官なのですが、むしろFBIエージェントのような存在感(つまり まったく『警官』には見えない)。 キャリア組の人はそれでいいだろうけどさぁ。 そして みんな喋る喋る。 これはラジオドラマか!、とつっこみたいくらいに全部セリフと ナレーションで進行。 しかもセリフの抑揚とかリズムめいたものがみんな一緒なんですが。 そこが「ジャズ」ですか? そのあげくに監督本人が出てきちゃってるし・・・笑っちゃったじゃないか。 実際の北海道警における裏金問題が題材なのに、このリアリティのなさはどうだ。 どんでん返しも二転三転しすぎて、意味不明なこと(何故そんなことをする必要があるのか わからん)になってるぞ! もうちょっと演出、気を配りましょうよ~。 なんかもう、「え、大森南朋ってこんなに 下手だった?」と落ち込むぐらいなんですけど(それは人物の描き方に一貫性がないので みなさんの行動があまりに唐突に映ってしまうからです)。 鹿賀丈史の悪役丸出し笑いには つられてこっちも爆笑(ちょっと楽しくなってきた)。 いろんな意味であり得なさすぎる、とついにはつっこむ気をなくさせるくらいなのである意味、 面白かったです。 でも本気で期待した人とか普段あまり映画を見ない人だったら、怒って 金返せと叫んでも不思議はない、でしょう多分。 クレジットがローマ字&英語表記だったり、主題歌が今更ホイットニー・ヒューストンだったり (一応復活したけどもう声はかつてのように出ていない・・・全盛期を過ぎた感あるのに)、 プロデューサーの感覚が若干時代遅れというか90年代前半ぐらいで止まってるのかな~、と 気づかされたのはちょっとおもしろかった。 メディアミックスの先駆者・出版界の風雲児と 呼ばれた人も寄る年波には勝てないのかなぁ。 かなしいなぁ。 でも役者を選ぶセンスははずしてないんだけどな。 この映画にかかわった方々、おつかれさまでした(と、苦労をねぎらいたい)。 2009/12/9 明らかにやりすぎなおやつ 何故か突然、会社で社長からおやつが振る舞われた。
いや、そういうことはときどきあることではあるんだけど。
その日は、何故か"おはぎ"。
「いや、なんかちょっと食べたくなって」という社長の弁。
ありがたいですが・・・お昼ごはん食べたし・・・なのに3時に出てこられても
まだ食べたい気力がわいてくるほどおなかがすいていません・・・しかも2個も。
「だって、どっちか選べないから」って一人2個の割り当ては多すぎるぞ! しかも
結構大きいし。 でも残っても固くなるだけだし、生菓子(?)は新鮮なうちに食べるのが
おいしいのはよくわかっています。
うぉー、こんなに食べちゃったら夕飯食べられないよ~。 そして夜遅い時間に中途半端に
おなかがすくのだ、困ったなぁ、と思いながら緑茶を淹れる。
そして観念して食べれば・・・おいしいんだな、これが!
おなか減ってない・・・と思っていたはずなのに、ぺろりと食べてしまいましたよ。
きなこもつぶあんも子供の頃は苦手だったのに(あの粉っぽさがダメでした)今は結構
大丈夫というか、粉っぽさもあるんだけどきなこにはそれをこえる香ばしさを感じるし、
つぶあんのレベルもかつてに比べればあがってるんだろうなぁ。
和菓子もうまいね!
ごちそうさまでした。 ぺろり。
2009/12/8 ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 意外にも・・・というか、結構楽しめた。
ていうか、うっかり泣いちゃったし!
『キサラギ』の監督さんだそうですが、こっちのほうが全然よかったです。
いじめが原因で引きこもり、高校も中退してニート街道まっしぐらの主人公(小池徹平)が あるきっかけで「働こう!」と決意するのだが現実は厳しく、やっとどうにか採用になったと 思ったらそこはブラック会社でした・・・という話。 あり得ない仕事量・福利厚生なきに等しい・経費が落ちない・人間関係最悪、などがブラック 会社と呼ばれる要因として説明されていますが・・・一つぐらいはどんな会社でも当てはまるのでは。 もとはにちゃんねるの実話からのようですが、あたしはあまり見ないのであれですが「スレッド」 や「スレタイ」とかって言葉はもはや専門用語ではなく常識語なのか?(解説、なかった) が、そこにはあえて深く踏み込まずにスルーしたことでオタクっぽさを回避し、すべての人に 共通な「働くとは何か・何故働くのか」という基本的な方向にもっていけたのかもしれない。 特に嫌いということもなかったけどだからといって特に期待していたわけでもない小池徹平くんが、 低い声で怒鳴るシーンを見て・・・うわっ、この人、実はいい役者になりそうだ!と気づく。 自らの 不明を恥じますわ。 でもその年齢で三国志マニアなの?、とか、人間関係では大問題ありなのに仕事上は特に問題なく やり遂げられちゃうってそこはうまくいきすぎなの?、とか不思議に思う部分はあり。 ひとりで コツコツがんばれるプログラミング作業だからなんとかなるの? いや、彼のスキルはずいぶん高いぞ。 そういうあたりは現実的ではないのですが、そしてほんとのブラック会社の実態はもっとすごいの だけれど、「真実を告発する社会派」はこの映画のスタンスではないためかさらりと流す。 そういう 意味では物足りないけど、でもこれはシチュエーションコメディですから! 何故、働くのか。 むしろ中学・高校生が見た方がいいかも(いや、学校の先生も見るべきだ)。 すでに働いている身としては、「あぁ、そういうことってあるよね」・「仕事ってそうだよね」 などと頷ける場面多数なわけですが・・・笑いでくるまれて大袈裟に描かれているものの本質という 現実を、まさにこれから働く人には知ってほしい!、というようなつくり手の気持ち、感じます。 現状を嘆くばかりではどうにもならない、そして自分の力で変えようとしても仕事で成果を出さないと (自分の実力が伝わらないと)まわりはついてこない。 まずはやることをやれ、すべてはそれから。 結局、働く気持ちを支えるのは信頼関係なのだ、と思う。 『沈まぬ太陽』は大きな社会が相手でしたが、ここで描かれるのは小さな社会。 けれど、 大きければ大きいほどやばい度は強まるのでは? この小ささは大きい社会に組み込まれているせいも あるんだよな~、と、末端がいくらがんばっても報われない状況にうすら寒いものを感じ。 それでも生きる。 それでも、働く。 よろこびを見つけるのも自分自身。 2009/12/7 続報 CD、買いすぎ
行ったのは初めてだったのだ。 だから単純比神戸店の2倍近く、どこに何があるのかも わからない上にポスター・チラシやPOPに取り囲まれて頭が真っ白になって、何を 探したかったのか何を買うつもりなのかまったくわからなくなった。 どうもあたしは、文字があればそれを読んで認識したいらしいのだが処理しきれない量が 目の前に来ると回線がショートしてパニックを起こすようだ。 だから慣れぬ繁華街などに 行くのは心構えがいるのだ(人が多いことも苦手の理由だが、沢山の看板の文字があたしを 圧迫する。 大きな書店も初めて行けば同じように真っ白になる)。 というわけで、真空状態の頭でしばしうろうろしてみたもののまったく冷静になれず、 不安発作が起きても困るので唯一覚えていた一枚だけ買って早々に退散することに。 しかもポイント使いました。 ¥465-ナリ。 やっとキリンジ兄弟の顔と声と名前の区別がついたぞ。 弟殿のソロプロジェクト。 でも、キリンジとの違いがいまいちわからない(ハーモニー?)。 二人でやるか、全部 一人でやるかの違い? という大雑把な受け取り方しかできなくてすみません。 生楽器っぽさは すごく感じるけど、キリンジもだんだんバックの音が厚みを増してきているからなぁ。 "クモと蝶"がまずはいいですが、スパイダーっていうものにある種の(ほとんどの?) 男性は興味をひかれるのかなぁ、と感じてみたり。 ミステリアスなピアノがかっこいい。
ベッカ嬢は『ダメージ』のBS放送時のエンディングテーマ"Perfect Me"で知ったの ですが、「うわー、シェリル・クロウみたいな人また出てきたか~」と思った。 まさか 18歳とは思いもしなかった・・・アヴリル・ラヴィーン並みの衝撃!を受けた。 サウンド的にはストレートなギターロックだけれど、あの強い歌声はすごいです。 最近 FMでアヴリルのコンプリケイテッドが流れたんだけど「あれ、こんなにおとなしかった?」 って思ってしまったもの。 で、2年たって20歳になった彼女のセカンドアルバムですが、ジャケットビジュアルは 大人っぽくなったけどパワフルなヴォーカルは変わらず。 あたしは"Miles Away"のような ロッカバラードがやっぱ好きですね。 ほんとにシェリル・クロウやレオナ・ルイスみたいに なってほしいな♪ でも帯に"ガールズロック"と書いてあって、買うのちょっと気恥ずかしかったぞ。 へー、フーファイってベスト盤出さないバンドだと勝手に思っていた・・・ので買ってみた。 だから通常版。 全曲知ってるというほどのファンではないです、正直。 でもこういうのって 記念碑的な感じじゃない? もともとあたしがフーファイを知ったのは、ニルヴァーナのファンだったアイさんに教えて もらったから。 なのでアイさんと頻繁に会えなくなってからはアルバム聴いてない(つまり 聴いていたのは1st.と2nd.だけ)のだけれど、最近はシングルヒットも多いから結構耳に 入ってるな~、と驚く。 オルタナティブとメインストリームが入れ替わった時代から来た 象徴的なバンド、かも。
これも多分『コールドケース』で使われて「いいなぁ」と思ったのだと思うが・・・曲名忘れた。 セカンドハンド・セレナーデというバンド名(実際はソロプロジェクト)が印象的だったのです。 最近多い"My Spaceから出てきた"人たちの一人らしい。 これはセカンドアルバムですが、 あたしが気になったやつはファーストアルバムに入っていたのかなぁ? まぁ、あたしがいいと思うわけですから、美しいメロディー・甘めヴォーカルです。 ダニエル・ パウターやギャヴィン・デグロウなんかと同じわっかでくくられる感じですかね。 アルバム通して なかなかよかったです。 これはFMで"Haven't Met You Yet"という曲が耳に入って、「なんか往年のポップス& ロックだけど微妙な哀愁があって、でも心が浮き立ついい感じだなぁ」と歌手名をチェック。 マイケル・バブルだと思ってましたが、マイケル・ブーブレが正解のようで・・・しかも ジャズ界の人だった(その世界では「ブーブレ様」と呼ばれているらしい)。 一曲目から、「これは007の主題歌か?」と思いたくなるゴージャスさ。 大半はスタンダードのカバーなのだが、余裕のある歌いっぷりとダニー・ハサウェイばりの 低音の迫力を時折響かせるところにぐっときてしまった。 あぁ、これが「ジャズ声法」か! ボビー・コールドウェルやロバート・パーマーにも通じる歌い方(実際は「シナトラの再来」と 見られている模様)。 シャレなしで、敬意をこめてあたしも「ブーブレさま」と呼ぶよ! 好きになっちゃったよ! 今度他のアルバムも買う! グラミーの授賞式で"YOUR BODY IS WONDERLAND"を弾き語りしたのを見たとき、 「大丈夫か?」と思わずつっこんでしまってからもう6年ぐらいたったのだろうか。 ギター 巧者と呼ばれていたけどこんなもんなのか? その後"Daughters"も名曲扱いだけどあたしには ピンと来なくて(それもグラミーの授賞式で聴いた)、この人は生で聴いちゃいかんのだろうか? 1・2枚目のアルバムは持ってて、それを聴く分には特に問題は感じないんだけど。 ま、彼が グラミー賞をとりすぎるのであたしは納得いってないだけなのかもしれない(女癖が悪い的な評判も 印象悪くしてるのだ)。 そんな彼の新作ですが、なんと日本盤発売予定なし。 あのジョン・メイヤーでさえも? なんだかかわいそうになって買ってみた(キャンペーン中で¥1,500-だったし)。 そしたら 全米No.1を獲ったそうですね・・・それでも日本盤は出ないのかな? 改めて聴いてみたら・・・それはそれでいいんですよね。 アコースティックで、歌をちゃんと 大事にしてる。 目の敵にしちゃってごめん。 2009/12/6 母なる証明/Mother ポン・ジュノ監督最新作!、と勢い込んだもののうまく日程が合わずぎりぎりの鑑賞。
ファーストカットの揺れる野原で「おおっ!」と思うが、それはあたしがそのまま
『殺人の追憶』のようなものを求めているからだということに気づく。 あんな傑作、
そう簡単につくれるわけないのにである。 比べちゃいかんぞ、と自戒。
コピーが「ヒューマン・ミステリー」ですよ、シリアスだと思うじゃん。 そういうの
期待するじゃん。 が、前半はかなりのコメディ寄りで、「え、そこは笑っていいんですか」
的な居心地の悪さを味わう。 ところどころひやりとさせるところがあるから余計に。
「最近は巡査まで『CSI:科学捜査班』見てますよ」という台詞があったので時代は現代
なのだとわかるのであるがそのわりに取り調べとか逮捕する根拠とかが『殺人の追憶』の頃
(あれは80年代の設定)とあまり変わってないように見えるんですが・・・ギャグですか?
それともリアル? だとしたら韓国やベーよ!
女子高生が遺体で発見され、知恵遅れっぽい青年が逮捕されるのだが息子の無実を信じて
母親が事件の真相を追う、というストーリーだと思ってまして・・・実際そうではあるんだけど
思っていたよりもこの母親に同情できないというか見ていてハラハラ感がまったくなかったのだが、
それはこのお母さんがイタすぎるから・・・。
そうなってしまうのだろうか?
だから「無実は証明できるのか?!」・「真犯人は見つかるのか?!」とドキドキできるはず
だったのだが、「別になんかどっちでもいいや。 むしろ実際犯人は息子でしたでも構わんぞ」な
気持ちになって見ていた。 そう割り切ったほうが見ていて気持ちは楽なのだが、あっさりそう
なっている自分の冷たさにちょっと愕然とする。
ファンの人には怒られるでしょうが、ほんとに韓国スターに興味ないので誰が誰だか。 芝居
見なきゃ実力わかんないじゃん。 でもこれはなかなかよかったです。
結果的に、さりげなく置かれたような場面や台詞がラストへとつながる、という意味ではミステリ的で
ニヤリですが、話にはまったく救いがないのでどうしたらいいのやら。 でもこの上なく映画的であり
映画にしかできないことをやっている、ということでやはりポン・ジュノ監督はいいですね。
とでも言っておかないとおさまりのつかない後味の悪さなわけですよ。 『殺人の追憶』のほうが
まだいいかな。
ぐったりと、つかれた。 2009/12/5 横溝正史映画特集 @ シネモザイク
映画特集上映>ということらしい。 しかも理由が記念碑の建立5周年記念。 ま、いいんだけど・・・なんか微妙じゃない? あー、でもこの碑、なんか見たことあるような・・・。 何事もうろ覚えのファンですみません。 本陣殺人事件 してたけど、多分何度も途中で切れたフィルムを手作業でつなげたのだろう、 不意に数コマ何度も飛ぶ。 「はい、わかりました」と言っているのだろうが、 「はい、した」になったりしている。 音声がないところもある。 でもそれは、 時代物のフィルムを今の映画館で見る、ということの代償と言うべきか、ある意味 特典といえるのかもしれない。 わかるのは(しかも後ろ姿のシルエットだけだ)ソフト帽のせいなのか。 中尾彬が やっているということは知っていたけれど、ナレーションの声が違うから(声が若い のか?)あれ、この人は誰?と訳がわからなくなる。 けれど、ものすごく原作の 金田一さんのイメージにかなり近い感じがしてすごく驚く。 立ち振る舞いから 発せられる空気感というか伝わってくる内面的なものが、ものすごく金田一耕助なのだ。 うわっ、なんか新鮮! そうか、あのハカマの格好はもはや様式美になってしまって いるのか(だからゴローちゃんがコントにしか見えないのか)。 格好に惑わされ、本質が 見失われているのか! 原作の金田一さんともう一度向き合いたくなってしまった。 で、肝心の映画の方ですが、レギュラーメンバーの関係性をそのまま原作通りにきっちり 描いているにも関わらずまごうことなき「アート系」映画になっていた・・・。 『あばれはっちゃく』のおとーちゃんだったのである。 若い、若すぎるぞ、みんな! そんな 中で常田富士夫さんだけが『日本昔話』とまったく変わらない声と記憶通りのお姿だった。 トリック解明のシーンで映画はばしんと終わるのであるが、肝心の動機が理解できてないままで あることに気づく。 あれ? きーっ、原作、買うか!(持ってるのに・・・実家にあるのに) 悪魔の手毬唄 この映画は何回見たかわからないが、それはあくまで「昔、テレビで放送したのを録画して CM勝手に切り詰めた編集版」なので、カット割りから台詞までがっちり覚えているのだが あれがノーカット版でなければあたしの知らない場面があるはずである。 そこを確認したくて。 これはざらざらプリントではなかったのだが、縦横比の規格が今と違うのであろうか? 明らかに画面下の部分が切れている。 たとえば金田一さんと法庵さんがお風呂につかって 会話している場面、表情まで見えたはずだが頭のてっぺんしか映っていない。 むむむ、 DVD買うべきかと本気で検討した(実際、あたしの見たことのない場面や台詞があったし)。 で、見て思い出したのだが・・・金田一さんと磯川さんが自転車二人乗りするシーンも 好きなのだが、磯川さんが遅れて旅館に辿り着いて、部屋に入って金田一さんと顔を合わせた ときの、お互いすぐには言葉が出てこないんだけどすごく会えてうれしいって感じさせるあの 場面もすごく好きだった。 ちょっとじーんとしちゃったよ。 で、物語はすごくスピーディーなのである。 一日に一人殺されているような・・・あっという 間の展開でした(幾分、ご都合な展開に感じるほどの速さだ。 でもそれはあたしが先を知って いるからだ)。 市川マジック、見た。 スクリーンに映る岸惠子の目が先日見た『サヨナライツカ』の予告で見た中山美穂とそっくり!で 仰天する。 こ、この二人、似てるのか? 今回初めて気がついたこと。 金田一さんを見送る最後の場面。 「え? なんですか?」と 聞こえていないのか聞こえていない振りをしている磯川警部の横には駅名の書いた柱が・・・。 そこは総社駅。 『そうじゃ』と書いてあるのは磯川さんの本心ということか? ダジャレ気味だが。 なんだかそれで、すごくうれしい気分になる。 ラストシーンの疾走する機関車は切れていてただ白い煙が見えるだけ・・・てことは「完」の字も 見えないじゃないか!、と思っていたら映画はいきなり終わった。 昔の映画の終わりってなんで エンドロールないのかなぁ。 余韻が楽しめないじゃないか。 というわけで『獄門島』はパスして、あたしの横溝映画祭はひとまず幕を閉じる。 2009/12/4 獣の奏者(闘蛇編・王獣編)/上橋菜穂子
読みたかったのだけれどハードカバーだし・・・で、最近待望の文庫化! なのに 長らく枕元の積読本になっていたのですが、やっと手に取ってみた。 そしたらば、読み終われない・・・(途中でやめることができない)。 あぁ、なんでこんなに放っておいちゃったのかなぁ。 『獣の奏者エリン』としてNHK教育でアニメ放送中ですがあたしはまったく気づいて なくて。 いろいろ出遅れっぱなしです。 でも面白かったよ! 実はこの前に『ハチはなぜ大量死したのか』を読んだばかりだったのですよ。 そして 主人公エリンが助け出されて育てられた相手はミツバチの養蜂家。 こんなシンクロニシティも うれしいわけです! 個人的にはもっとディテールを描き込んでほしかった部分もあるのだが(そうなるとあと 一冊ぐらい必要だろう)、日本の神話をベースにいろいろ組み込んで出来上がった世界観とか モトネタ的なものに気づくとうれしくなっちゃう(話自体は「うれしくなっちゃう」では すまされないことになってるが)。 でも、"設定としてはあるがまだ明らかにされていないこと"が残っているので、この二作で 終わったと作者のあとがきにはあったけれど続編を書いて正解だと思う(勿論、その先は 推測できるし、そういう意味でもこの二作で完結しているというのも正しいのだが)。 解説の方はミステリ読みで有名な人だがファンタジーには暗いらしく、少女の成長物語だけで なく政治まで語られてるのが素晴らしいみたいなこと書いてありますが・・・何を今更。 『クレヨン王国の十二カ月』からやり直してこい!!! あー、続編はまだハードカバーだ・・・買っちゃうかもしれない。 2009/12/3 サイドウェイズ/Sideways 『サイドウェイ』を日本映画でリメイクと聞いて、なんとなくいやな予感がした。 しかもポール・
ジアマッティが「日本で『サイドウェイ』のリメイクをつくるからカメオ出演してくれって言われたん
だけど、なんで俺がそんなことしなきゃいけない?」って言ったとか言わないとかニュースに
なったりして、「うわー、金とコネにあかせたごりおし映画なのか~」、という印象ができてしまった。
が、それでも小日向文代&生瀬勝久というキャストには期待したいし、公開直前に新聞で監督の インタビュー記事を読んだのも後押しになった。 それでぎりぎり公開の終わりそうなレディースデイに
やっと見たわけだが・・・ファーストカットのあまりの古くささに映画館の座席に沈み込む。 い、いつの映画だ、80年代か?
まぁ、話の大本はオリジナルの映画通りで・・・日本人のメンタリティに添うような改変はなされて
いるが印象的なシーンは比較的そのままトレースされている。 あぁ、この場面見たなぁ、と記憶を
掘り起こされるのであった。
売れないシナリオライターでむしろシナリオ講座の講師のほうが仕事が多い元高校教師の道雄
(小日向文世)は、かつてアメリカ留学時代の親友でハリウッドスターを目指していたが挫折して
現地でレストランの雇われ店長をしている大介(生瀬勝久)の結婚式に招かれて再びカリフォルニアに
やってきた、という話。
冒頭から道雄のナレーションが全開なのである。 小日向さん好きなんだけど、そんなに全部
喋らせちゃうのってどうなの?、と思う。 喋らないでわからせることができるはずだよ、この人は。
と、そんな感じで微妙な気持ちに。 とりあえずこの二人はダメ男であるというのが最初から語られて
いくわけですがオリジナルは外国人だからそんなもんかなぁでしたが、さすがに同じ日本人だと「その
歳でなにやってんだぁ!」とキレたくもなるダメさです。 役者がこの二人でよかったよ。
道雄が留学時代、家庭教師をしていたマユコ(鈴木京香)とその友人ミナ(菊地凛子)と偶然出会う。
かつてはマユコにひそかに思いを寄せていた道雄だが、突然現れてしかも"出来る女"な風貌に変わって
いるマユコに対して気持ち引きまくり・・・「俺の好きな彼女はもっと可憐で」ってバカじゃん!、と
ツッコミ三昧であった。 なんてダメなのか。
というわけでダメ男二人には見切りをつけて、女性お二人をメインに行きましょう。
なんとなく、オリジナルより女性側の気持ちが掘り下げられているような気もするけど、それはもともと
道雄とマユコが知り合いだったからですかね。 鈴木京香のコメディエンヌ資質があたしは大好きなので
もっとそういう役柄を振ってほしいのだけど、こういう「生真面目なまでに一生懸命なひとりでがんばる
女性」という姿も似合うからまぁいいけど。 マユコから見たらほんとに道雄の言うことは「なんでいきなり
来てそんな勝手なことを!」って思っちゃうのは当然で、男と女の間にある超えられない線の存在を思い知る。
対してミナは日系二世で生粋のカリフォルニア育ち? 片言な日本語と相まって、やたらキュートです!
こんなナチュラルでかわいい役柄を何故今まで制作者たちは振ってこなかったのか。 いくら素材がよくても、
料理人がダメなら出来上がる料理はおいしくなくなるってことよね~。
小日向さんもすごくドッキリするほど色気のある役できる人なのに(『火星のカノン』参照)、お調子者か
頼りない系のダメな人の役がずっと多いもんなぁ(それ以外だとあやしさを別方向に通り越して連続殺人犯
とかになっちゃってるし)。 そのあたり、ちょっと残念ではある。
それにしても、この映画の登場人物たちの年齢設定がいまいちわからないわ~。
オリジナルよりも明確に「その先」を提示したラストは・・・この場合はよかったのかなぁ。
ま、でも、エンドロールでシンディ・ローパーの"Time After Time"が聴けたのはうれしかった。
2009/12/2 ボーディングショルダー @ 木の庄帆布 秋冬は危険な季節だ。 それまでは暑くて何も考えられない・大きな荷物持ちたくないなどの
理由でする気も起きなかった「買い物」に続々誘惑される時期だからだ。
おまけに、それを読まれているがごとく各分野で新製品が大量投入。 クリスマスに向けて
いかがですか的な各店舗からのカタログが舞い込み、うーむ、と吟味している自分がいる。
ちょっと待てーっ! 11月・12月は結構芝居もあるのだぞ。 すでにお金かかってるんだぞ!
自戒してあまりやばいところには近寄らないようにしていたのだが・・・思いもかけない場所で
思いもかけないものに出会う。
ミント神戸に入っている帆布カバン専門店。 勿論前から時々通りすがりに見ていて、いいもの
なのはわかるがデザイン的に今一歩というか質実剛健的なイメージがちょっと物足りなく思っていて、
なのにお値段は「帆布なのに?」と思いたくなる高さ(普通のお値段のもありますが)。 だから
常に「見るだけ」で終われるお店だと思っていたのだが・・・このかばんに、何故か胸をつかまれる。
フタにあたる部分の端の角度がなんかキュートで! 普通ならばただバサッと覆いかぶさるだけ
じゃない? コンパクトなシルエットながら実はA4が入り、マチは文庫本が余裕で入るぐらい。
ポケットも充実。 わー、かわいい!!! 周囲の革部分はタンニンでなめしてあるそう。 帆布
部分、白のもありましたが断然こっちの色です。 ちなみにステッチは黄色。
しかし、なかなかの高額商品なのでその場はすごすご帰る。 しかしその日からずっとこの
かばんのことが頭から離れず・・・そんなに在庫はありませんというお店の人の言葉を考え、もう
売り切れていたならばあきらめがつくのではないかと思って、一週間後に再び訪れてみたらば
・・・あったよ!
先日とは違う店員さんにこのかばんの使いやすさを力説され、「ほんとは私もほしいんですけど、
店の決まりでスタッフは一品につき一人だけしか買えないんです。 全員でじゃんけんして負け
ちゃったんです」などとおっしゃる。 ここのお店は商品の数を多くつくってはいないようで、
しかも全部日本国内で製造・生産。 職人さんがコツコツつくっているということで・・・それ
ならばこの金額もいたしかたないというか国内産業保護の観点から(結局中国でつくっている
ブランド物にそれ以上の金額を払うくらいなら)払ってしかるべきでは?
というわけで、買った!
中はオープンポケットふたつ、反対側にジッパーポケットひとつ、外側にもジッパーポケット
ひとつ、カバーを開けた手前にもポケットというかスリーブのようなものがあります。 勿論
ショルダーの長さは調節可能、あたしは早速長めにしてななめがけにしてます。
お店の方が「何かあったらすぐお直しいたしますから。 ガンガン使っちゃってください!」
と言ってくれたのもすごくうれしく、何故ならあたしはガンガン使う派だから。
ちょっと高額なお買い物でしたが満足! これであたしのカバン熱もいったんおさまる、はず。
もう今年は買わないぞ!(残り一カ月切ったが・・・)
2009/12/1 スペル/DRAG ME TO HELL サム・ライミがB級ホラー映画に帰ってきた!、という話題&期待の一本。
『エクソシスト』に匹敵、みたいに褒めてた方いらっしゃいますが、サム・ライミの
方向性はそっちじゃないと思う・・・。 だって彼のホラーはお笑い方向だよ、『死霊の
はらわた』のこと考えてくださいよ。
とはいえ、あたしのサム・ライミ最高傑作は『ダークマン』なんですけどね。
で、『スペル』ですが、いやー、笑ったのなんの。
出だしから飛ばします。 ほとんどお化け屋敷のように。
アリソン・ローマンというこの女優さん、どこかで見たことあるなぁと思ってましたが、
『秘密のかけら』のあの若き女性ジャーナリストか! わー、すごい体当たり演技ですよ
(でも『秘密のかけら』もある意味体当たりだよな~)。 まだ若いのにこの女優魂。
かなりひどい目にあわされているのにすごく前向きなので、見ていて不愉快さがまったくない。
この先、すごい女優さんになってくれるであろう。 名前、覚えておこう!
そんな彼女は銀行の融資担当。 昇進のために決断力があるところを上司に見せたくて、
ローンの支払い延長を頼みに来た老婆のお願いをきっぱり断ってしまったがために起こる恐怖
(と笑い)の3日間。 日本語題の"スペル"とはこの場合「呪いの言葉」ですね。 これも
また、サブプライムローン破綻の結果?
まず、強すぎるから。 夜の駐車場の場面はびっくりさせる仕掛けいっぱいだし、悲鳴も
そこここで上がってましたがきちんと親切な前振りがされているのでちゃんと見ていれば心臓
発作を起こすことはない(というか前振り通りにショックシーンが出てくるのでむしろニヤニヤ)。
意図的なつっこみどころも満載なのでゲラゲラ笑うことも可能。
ホラーの王道、「彼氏は優しいが役立たず」。 この彼氏もどこかで見たことある人だなぁ、と
思えば『ダイ・ハード4.0』でブルース・ウィリスと一緒に逃げ回っていた弱腰プログラマー。
なんというか絶妙なキャスティングだな(ばあさま役の女優さんも他に類を見ない熱演振りです)。
話のほうは、はっきり言って予想通りです。 でもそんなことはどうでもいいと思わせるパワーが
あるからいいのだ! ま、好みの問題だと思いますが、悪趣味さもサム・ライミだと許せるのは
何故なのか?(同様にティム・バートンだと許せないのは何故なのか?)
ホラーとは、最も自分の趣味や美意識で好みのわかれるジャンルなのかも。
想定内ではあっても、思い切りのいい終わり方には拍手を! ラストシーンのある人物の表情で、
出てくるのはイタい人たちばかりではあるけれど実はラヴストーリーだったとわかったりして。
なんというかいろんな楽しみ方ができるわけです(でもお化け屋敷的楽しみ方は自宅よりも映画館での
ほうが効果的です)。
あたしはすごく面白かったけど、無言で帰っていく人たちが結構いたなぁ。 あのラストは受け入れ
がたかったのかな~。 爽快感さえ覚えてしまったあたしは人でなし?
2009/11/30 僕らのワンダフルデイズ 予告見て、「段田さんギター弾いてるよ!」と盛り上がったのだがあとからふと気づく。
キャラ的には、ベースだよね? そしたらやっぱりベースだった・・・。
いいんです、楽器を弾く段田さんが見れたらそれでいいんです(だって音楽やってたとか
聞いたことなかったし。 やはり今回、楽器初挑戦とのこと)。 なので、映画そのものには
そんなに期待していなかった(ひどい)。 タイトルも微妙だし。
まぁ、この映画自体が「映画をあまり見ない中高年の方々に映画館に来てほしい」という 目的でつくられたと思うので、あたしはまったくターゲットに入っていないためにお約束の 展開には正直、へにゃっとなってしまう部分もある。 そのお年頃の方が抱える問題を全部 扱わなくても・・・けれど、最後にはなんかホロリとなってしまったのはある。 というか、 それ、ずるいじゃん、と思う。 奥田民生が楽曲提供ということが最大の目玉のようですが、あたし個人はそんなにファンとか じゃないんで特には。 ユニコーンの昔のファンとか、『おくりびと』で劇場に戻ってきた世代を 呼び込みたいんだろうなぁ、という狙いはわかりますけど音楽好きとか昔バンドやってたとか そういう共通項のある人々にしかアピールできてない感じがする・・・。 だって、主演は竹中直人だもん・・・どう見ても「普通のおじさん」じゃないもん。 かなり やりすぎのきわきわのところにいましたよ(それでも抑えられているというのはわかるんだけど)。 でも、実は宅麻伸かっこよかったんだなということに気づいたり。 ギター・ベース・キーボードは 短期間集中練習でなんとかサマになるように見せられるけどドラムは無理なんだなということがわかったり。 なので演技派俳優に混じった稲垣潤一が浮きまくりですが、もとから「ちょっとずれた変な人」という 設定なので演技できてないことは折り込み済みか! 様々な問題を描いてはいるものの、物語としてはファンタジー(別名:ご都合主義)です。 ま、でも、それがいいんじゃないかな。 あたしとしてはもっとバンドの練習中のもたもた感が 見たかったけど(高校以来にもかかわらずみなさん結構すんなり弾けちゃってるから)、それを やってたら時間が足りないのか・・・。 正直なところ改編期のテレビ2時間スペシャルドラマとか でもいいのではないかという気もするのだが、"ベースを弾きコーラスもする段田安則"が見れたので、 あたしは満足です。 2009/11/29 印獣 @ シアター・ドラマシティ 一日置いて、再びの梅田。 次は <ねずみの三銃士 2nd Session > である。
見に行くのどうしようかと悩んだのだが、ためしに頼んでみたチケットが当たってしまった
のである。 前回『鈍獣』はあまりいい印象はなかったし、脚本は同じくクドカンだし、
クドカンには『カムイ外伝』でがっかりさせられたし(チケットをとったのはカムイを見る
ずっと前だったが)、これを見てまた同じように感じるようだったらもう「クドカンだから」
って思うのはやめよう、とか思いつつの鑑賞。 演出も同じく河原さんです。 脚本と演出は
その都度変えようとか前言ってなかったか? 河原雅彦・宮藤官九郎コンビ、気に入ったのか。
オープニングが、なんか『VAMP SHOW』みたい、って思ったのは車に乗ってたから ですかね(そーいえばあれば池田さん演出だった)。 喋ってる人の声が岡田義徳だったので、 え、岡田くん出てんの?、とあわてて双眼鏡を持ちあげる。 どんだけ下調べしてないんだ、 あたし(生瀬勝久が出るからそれでいいと思っていた。 ちなみに<ねずみの三銃士>は 生瀬・古田新太・池田成志です)。 ていうか、ゲストは三田佳子ということしか聞いてなかったですよ。 売れていない作家3人が人里離れた洋館に集められ、ある女優の自伝を書くように迫られる。 わけのわからない仕事はしたくない3人と、どんな手を使っても書かせたい女優は編集者と マネージャーを使って3人を追い込み、逃げ道のない彼らは女優の半生をドラマティックに でっちあげていく・・・という話。 作家を追い込む話なのか、女優という性を描く話なのか、どっちなんだ。 いや、途中はすごく面白かったですよ。 あの3人が好きなようにやってる感じというのは 非常に見ていて楽しいし、なかなか他では見られるものではないですから。 今回は最初から 立っているのが生瀬勝久だとわかったしね。 三田佳子が大女優と言われる所以もわかりました (自分が子供の頃からベテランと言われてる方々ってその才能の度合いを理解してないままの ことも多いから)。 すごく楽しそうだったのがわかる。 ただ、マネージャー役の女性のキャラが『蛮幽鬼』に脇で出ていた人ともろかぶりなので消沈。 これは「どっちを先に見たか」の問題ではあるのだが(当然、逆の人もいるだろう)個人的に がっかりでした。 それでなんというか、今回いちばんおいしかったのは岡田くんではないかと。 うわー、音響と効果でごまかした~、ぐだぐだで終わったよ~、としか感じられなかったラストにも 不満。 まわりの席の方々は「すごく面白かったね~」とか言っておられましたが・・・あたしは 不満じゃ! 観客の大半を構成する"女性"を不愉快にする話にはできないということもあるのかも しれないけど(あたしだって進んで不愉快な目に遭いたいわけではない)、あまりにも「女優」に 対する掘り下げが・・・いや、やめておこう。 あたしが不愉快に感じる内容を不愉快に描いていない というのも個人の解釈の違いで、それ故に怒りがわくのは多分お門違いなのだ。 うーん、あたしの許容範囲が狭くなってきてるのかなぁ。 最近の舞台はカーテンコール後も出演者誰もコメントしないなぁ。 なんかつまんない。 2009/11/28 ドキュメンタリー山・5合目悶死 -中川一郎怪死事件ー/内藤國夫
復刊ドットコムのメルマガで、この本の存在を知る。 中川昭一氏が二世であるということを
知ったのはわりと最近だったあたし、中川一郎氏について知ってるわけがない(お亡くなりに
なったときあたしは生きてるんだが・・・そんな騒ぎになっていたとはまったく記憶にない)。
ふーん、と思い、図書館で検索してみたら・・・あった。
図書館の方が番号を手入力してくれて、借り出せる。 お手数かけてすみません。 古い本ということもあるけど、政治記者出身という著者の出自のせいか読みづらい。 なんというか、 あの時代の政治や選挙にかかわった人ならば当然のことなんだろうけど今の目から見たらかなり常識外れ なのである(時代は変わったということなのか。 それともいまだにあの世界はこのようなのだろうか)。 だから書いてあることを理解するのに時間がかかった。 そして、こんな選挙活動やら政治をやっていたの ではそりゃ普通の人からは見限られるよ、と従来の"自民党的政治"(それを今の民主党がやっていない わけではない)の終焉の予感をそこからかぎ取る。 こんなやり方で国を運営しようとしてたなら、そりゃ 破綻するって・・・。 正直なところ、これ一冊では中川一郎氏が"不世出の政治家"だったかどうかはわからない。 ただ、 奥さんが本当にここに書かれているような人物なら、息子である中川昭一氏が精神安定剤漬けであったと いう話も頷けるなぁ(でも昭一氏の奥さんはそうではないみたいな感じなんだけど・・・まぁ、人の家の ことはわからない)。 一郎氏が飲まされていたという睡眠薬等の名前を見て、「うわっ、今こんな薬ださねーよ」とひるんだ ことに時代を感じた。 へー、鈴木宗男って一郎氏の秘書だったんだ(その頃から下品で態度でかいらしい。 変わらないね、 人は)。 一郎氏の後継者の座を昭一氏と選挙で争ったんだ~。 北海道にある強い地盤ってそのせいなんだ。 へぇ~、と、政治とか土地柄とかコネとか成り立ちとか、興味がないにもほどがある自分にびっくり。 さすがにもういい大人なんだし、国民としてこの国に対する責任を果たさねばならないのではと感じ 始める。 だからって何か活動を始めるわけでは決してないですが、実像のない世論や意図的な報道に だまされないような見極められる力を持たねばなるまい。 ま、興味のなかった方向の本も読むように しよう、という話です。
19歳 一家四人惨殺犯の告白/永瀬隼介 こんな本が出ていることを知らなかった。 近くの本屋でぶらぶらしているときにたまたま みつけた。 角川文庫の「文庫のソムリエ」フェアの中の一冊。 事件の詳細はつらいので語りたくない。 事件当時19歳だということで死刑判決に上告したが、 最高裁で棄却され死刑が確定したところでこの本は終わっている。 それでも、何年も前の話である。 まだ刑は執行されていないのだろうか。 この事件をまとめるのに、筆者はかなりの精神的苦痛を味わったであろうと思う。 けれど、 被告に近づきすぎて飲み込まれてしまったような感じは否めない・・・。 理解しようとか自分の考える 謝罪や後悔の方向を期待して会話するとか、それは普通の人には無理だと思う。 が、無理だからといって凶暴などという言葉で表現しきれない殺人犯を"モンスター"の一言で切り捨てて よいのか、という疑問は確かにあるのだが、それは研究対象としてという意味で。 あたしは意図的に他人の 人権を踏みにじった人物の人権は認めない方向なんで。 「死刑にしてくれていいので謝罪はしない」という殺人者多いですが、反省してくれなくて結構なんで、 なんでそんなことをしたのかの心理的プロセス・生活環境その他を明らかにするように協力させ、そんな 犯罪者を二度と出さないようなリスク要因を拾い上げて社会運営に活かしてほしい。 で、十分に研究素材と しての役割を果たして刑を執行してもらったらどうでしょう。 2009/11/27 蛮幽鬼 @ 梅田芸術劇場 いのうえ歌舞伎2009年秋新作・『蛮幽鬼』である。
約一カ月の大阪公演とはいえ土日祝のチケットはとりづらい。 なのであえて平日狙いに
したおかげでチケットを無事ゲット!、が、よく見たら"開演18:00"じゃないか!
・・・間にあうように会社を早退した。
平日なのに18時スタートか・・・さては長いんだな。
月曜日の18時かよ、と思っても会場の席は続々と埋まる。 3階席の後ろのほうしか空席が
ないように感じ、新感線人気を思い知る。 いや、上川隆也ファンか、それとも堺雅人ファンか?
えーっと、長いのであらすじは割愛。 時代と国を置き換えた、いのうえ流『岩窟王』という
ことでご了解いただきたい。 復讐の鬼と化すのが上川隆也、牢獄で出会い彼の手助けをするのが
堺雅人、という役どころです。 そしてあたしのめあてもこの二人(が、気持ちは堺雅人寄り)。
いやー、上川隆也を生で見るのも久し振り(『SHIROH』以来?)。 実は話自体というか
テーマや構成が『SHIROH』に似ています。 だから余計に上川隆也のパワーアップぶりを実感。
なんか立ち姿、きれいになってるよ!(常にではないのだが、いわゆる"見得を切る"ような場面では)
いちばん台詞も出番も動きも多いせいか、途中から汗びっしょりの熱演なのがよくわかる。 でも
息切れを感じさせたりはしないのよね~。 なんか見るたびに成長してるってすごいなぁ(上から目線で
すみません)。 かっこいいなぁ。
先祖代々暗殺者の家系で歴代最も冷酷でやり手、という役の堺雅人はつねにあの"微笑み"をはりつけて
いた。 「さわやかな笑顔」と人には言われるけれどそれも全部計算づくで、でもずっとその笑顔をつくって
きたのでそれ以外の表情をすることができない、という微笑みなのである。 いやー、怖い人で。 作り手は
堺雅人にこういう"いい人なのかそうじゃないのかわからない人"をやってほしいのだろうか。 そういう
ものを期待させる資質の持ち主、なんだろうなぁ。
二人とも殺陣とか無理してる感が全然なく、ラクラクやっているように見えた。 だからついラクラクなの
かなと思ってしまった。 それにしても堺雅人は汗かいている感じがなかったぞ・・・。
ポスターのメイクはすごかったけど、舞台上ではそれほど気にならないんですなぁ。 あ、そうか、
上川隆也はかつらやひげが暑かったのかなぁ。 と、そんな二人ばかりに注目。
いや、稲森いずみはきれいだったし、早乙女太一も若い(未熟な)感じぜんぜんなかったし(それは
それで当然なのか)、いつも通り橋本じゅんさんは客を沸かせるなぁ、とかいろいろあるんですけど。
「ただの復讐劇に終わるつもりはない」みたいなことが演出家の言葉としてチラシに書いてあった。
現代への問いかけにする、というのは『SHIROH』のときも同じだったろうけど・・・うーむ。
復讐をしたことで気が晴れたのか?、というのは結局のところ、第三者からの問いかけにすぎない
のだな、と気づく。 当事者の気持ちに一歩踏み込もうとしたら、その責任を引き受けねばならない。
それが彼女の最後の悲痛な叫びの意味だったのかな(彼女は第三者ではないが、テーマとして)。
あぁ、この国はどこへ行くんでしょう。 ふとそんな気持ちになった。
2009/11/26 当たり前に、イルミネーション 11月になるかならないかという時から、もうクリスマス的イルミネーションは始まっている。
季節だなぁ、と思うけど、エコ大号令の今年は何か変わるのかなとも思っていたのであまり
変わらない事実の前に「じゃあエコ話はなんだったの」と割り切れない思いもあったり(だったら
神戸はルミナリエの開催前提も崩されるしな)。
夜間電力&ブルーLED使ってますから勘弁してください、なのかなぁ。
ここは来た年からこうで、青系カラーが好きなあたしは結構うれしいのだが、だからといってこれだけ
目当てにハーバーランドに来るわけじゃないので・・・来たときだけのお楽しみ。
で、奥は季節で変わるんだけど、当然のようにクリスマスツリーです。
時間で色が変わっていくツリー。 だんだん遠ざかるのはあたしが移動しているからです。
ところ変わって、梅田・ちゃやまちアプローズではこのようなものが。
出られない・・・何故なら他の人のフレームに写りこんでしまうから。
全国各地でこの状況は起こってるんだろうなぁ。
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